初の一般質問!!!

初の一般質問!!!

6月7日から22日まで開催された第2回定例会での、私の一般質問の主なものです。

のじま市議

千葉市において介護保険施設で働く介護従事者、または訪問ヘルパーなどのケア労働者はどれぐらいの人数が足りていないか?

保健福祉局長 

本市において介護保険施設で働く介護従事者、訪問ヘルパ―などのケア労働者の不足数についてですが、いくつかの事業所から、介護職員が不足しているとの声が上がっていることは承知しておりますが、本市の介護サービス全体において、介護人材が大幅に不足している状況とまでは捉えておりません。しかしながら、将来的に介護サービスの必要量は増加が見込まれており、そのための介護職員の確保は引き続き必要と考えております。 

のじま市議 

人員不足により定員を削って運営している施設はあるのか?その理由はなにか?

保健福祉局長 

特別養護老人ホームにおいて、定員の変更の届出を行っている施設はないものの、入所の受入れを制限している施設が2か所あります。1か所は、条例に定める人員基準は満たしているものの、実際に必要とする介護職員数に至らず、受入れの制限をしているものです。もう1か所は、同様に人員基準は満たしているものの、開所後熟練した職員が不足していることにより、受入れを制限しているものです。なお、その他の施設については、受入れを制限している状況は把握しておりません。

のじま市議

今後、考えられる介護人材不足の人数はどれくらいか?

保健福祉局長

国が2021年に発表した推計によりますと、団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となる2025年には、千葉県で約7100人が不足すると見込まれ、県と本市の要介護認定者数から按分すると、本市においては、約1100人が不足すると推計しております。

のじま市議

千葉市では介護人材が不足している状況ではないと答弁がありました。しかし、現に練度不足や施設が必要な人員に至らず受け入れを制限している施設はあり、今後、2年後までに千葉市でも1100人が不足すると見込んでいます。今年度も人材確保の政策は実施されていますが、今、現場で働いている介護職員への政策が足りないのではないでしょうか。 県内でも流山市では市内の介護サービス事業所に勤務する介護職員等に独自補助を行い人材確保を図っております。千葉市においても要支援・要介護認定者が、年々増加する見込みであり、介護需要が増えることにより必要となる介護人材の確保が最重要課題であることから、介護職員の処遇改善を進めるべきではありませんか?市としてのお考えをお示し下さい。

保健福祉局長

一義的には国の責任において対応すべきであり、これまでも国に対し、改善を求めてきたところです。人材育成の取組みに対する介護報酬の加算など、段階的な措置が講じられてきたものの、引き続き、更なる改善を要望して参ります。また、こうした国の処遇改善については、介護事業者が国の定める要件を満たす必要があることから、引き続き、より多くの事業者が処遇改善に取り組むよう、働きかけて参ります。

のじま市議

コロナ禍で高齢ヘルパーの離職が進み、事業所は新規利用者を断っている所もあります。このままでは地域に介護難民が溢れ、介護崩壊の危機が現実のものとなってしまいます。介護職員が普通に暮らせる賃金にしないと日本の介護保障に未来はありません。ぜひ市として独自に介護士・ヘルパーへの処遇改善を強く求めます。

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