若葉保健福祉センターを視察しました:地域を支える「生活支援コーディネーター」の現状

若葉保健福祉センターを視察しました:地域を支える「生活支援コーディネーター」の現状

1月16日、保健消防委員会の行政視察で若葉保健福祉センターを訪れました 。今回のテーマは、地域での支え合いを形にする「生活支援コーディネーター(SC)」の活動と、その裏側にある課題についてです 。

出典;千葉市ホームページ

1. 現場で進む「地域のつながり作り」

視察では、若葉区の各地区で活動するコーディネーターの皆さんの12月の活動報告をもとに、お話を伺いました。

  • みつわ台地区: 「ゴミ出し支援」をテーマに地域ケア会議を開催し、シルバー人材センターの活用や市の補助金について具体的な話し合いが進んでいます。
  • 都賀地区: 地域の資源(支え手)を把握するため、自治会向けにアンケート調査を継続しています。
  • 桜木地区: 認知症支援推進員も兼ねながら、個別の自宅訪問などきめ細かな対応を行っています。
  • 千城台・大宮台地区: 学生との卓球交流やクリスマス会など、多世代が顔を合わせる「居場所づくり」を支援しています。

2. 「共助」の裏にあるコーディネーターの苦労

コーディネーターの皆さんは、住民の方々の「困った」という声と、行政の制度の板挟みになりながら、日々懸命に動いています。

例えば、ゴミ出し支援一つをとっても、ボランティア(共助)に頼るだけでは限界があります。本来、こうした基本的な生活支援は行政が責任を持つべき「公助」の部分です。それを地域活動でカバーしようとするあまり、コーディネーターの皆さんに過度な負担がかかっている実態も、視察を通じて強く感じました。

また、桜木地区のように「認知症支援」など複数の重要な役割を兼務しているケースもあり、一人ひとりの業務範囲が広がりすぎている懸念があります。

3. 日本共産党としての視点:誰もが安心して暮らせる街へ

私たちは、コーディネーターの皆さんの努力を「地域の善意」だけに頼らせてはならないと考えます。

  • 公助の役割を後退させない: 「支え合い」を強調するあまり、行政がやるべき福祉サービスが削られることがあってはなりません。
  • 現場が声を上げやすい環境を: 現場で見つけた「制度の隙間」を、コーディネーターがすぐに市政へ届けられる仕組みが必要です。
  • 担い手への手厚いサポート: ボランティア活動を支援する補助金制度なども、より使いやすく柔軟なものに改善していくべきです。

「困ったときはお互いさま」と言える地域にするためには、それを支えるプロであるコーディネーターが、心身ともに余裕を持って活動できる環境を整えることが先決です。

今回の視察で得た現場の声をしっかりと受け止め、介護保険制度の充実や、地域福祉の予算拡充に向けて、引き続き議会で訴えてまいります。

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