「自由な時間」を、すべての人へ。

「自由な時間」を、すべての人へ。

「人間の自由」が輝く社会を目指して――志位議長とムスト教授の対談を読んで

今日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか。お正月休みを終え、慌ただしい日常が戻ってくる時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。新しい一年が、皆様にとって希望に満ちたものとなるよう心よりお祈り申し上げます。

私自身も本日より、千葉市議会議員として、また一人の市民として、決意を新たに活動をスタートさせております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年の元旦の「しんぶん赤旗」には、非常に示唆に富む新春対談が掲載されました。日本共産党の志位和夫議長と、カナダ・ヨーク大学教授で世界的なマルクス研究者であるマルチェロ・ムスト氏による、「いまこそマルクス」と題した対談です。この内容が今の時代、そして私たちの暮らしを考える上で非常に重要だと感じましたので、内容を詳しくご紹介したいと思います。

■なぜ今、世界で「マルクス」なのか

対談は、2008年のリーマン・ショック以降、世界中で巻き起こっている「マルクス・リバイバル(復活)」の話題から始まりました。ムスト教授は、資本主義が引き起こしている深刻な格差、そして地球規模の気候危機を前に、既存のシステムでは解決できない限界が露呈していると指摘します。

志位議長は、かつてのソ連などが体現していた覇権主義を「まがいものの社会主義」と厳しく批判。それらによる理論的汚染を払拭し、マルクスが本来描いていた「各個人の完全で自由な発展」という核心を取り戻すことの重要性を強調しました。対談を通じて浮き彫りになったのは、マルクスの思想は決して過去の教条ではなく、現代の閉塞感を打ち破り、真の民主主義と自由を実現するための生きた指針であるということです。

■「自由な時間」こそが、社会の真の富である

対談の中で最も心に響いたのは、「何が本当の富なのか」という議論です。 マルクスは、お金や物だけでなく、「自由な時間」こそが人間にとっての真の富であると説きました。ムスト教授は、「社会主義とは労働時間の短縮であり、そこから始まるのだ」と語ります。労働時間を短縮し、すべての人が自分を教育し、人生を謳歌し、社会に貢献できる時間を確保すること。これこそが、未来社会の土台であるという視点です。

志位議長はこの言葉を受け、「いまの労働時間短縮のたたかいは、未来社会へと地続きでつながっている」と応じました。日々の労働条件を良くするための活動が、そのまま「人間の解放」へとつながっているというダイナミックな展望が語られました。

■現代的課題への連帯と政党の役割

また、対談ではジェンダー平等、環境保護、移民問題といった現代的な運動と、社会変革の関わりについても深く議論されました。ムスト教授は、日本共産党が自主独立の立場を貫き、理論を大切にしながら大衆的な運動と結びついていることを高く評価しています。バラバラに見える個別の課題を、一つの大きな社会変革の流れとしてまとめ上げる政党の役割が、今ほど求められている時はありません。

■私の感想

私自身、長年、介護の現場で働いてきました。人手不足が深刻で、過酷な労働環境に置かれがちな現場を身をもって知る一人として、この対談で語られた「自由な時間」の意義には、魂を揺さぶられるような深い共鳴を覚えました。ケア労働に従事する人々が、自分自身の人生を謳歌する時間さえ奪われている現状を、政治の力で何としても変えなければならない。それは単なる制度改革ではなく、人間としての尊厳を取り戻すための闘いなのだと再確認しました。

千葉市議会議員として、中央区の皆様の声を聴く中で感じるのは、日々の生活の苦しさと、将来への漠然とした不安です。世界的な理論の探究と、私たちの地域の暮らしを良くするための活動は、決して別物ではありません。「自由な時間」を増やし、誰もが自分らしく、人生の主人公として生きられる千葉市をつくること。その大きな目標に向かって突き進む決意です。

一歩一歩、着実に希望ある未来を切り拓いてまいります。

本年も、皆様と共に一歩前へ。 変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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