【千葉市議会】防災減災対策調査特別委員会で質問!令和8年8月千葉豪雨の検証と「誰ひとり取り残さない避難支援」を求めて

【千葉市議会】防災減災対策調査特別委員会で質問!令和8年8月千葉豪雨の検証と「誰ひとり取り残さない避難支援」を求めて

先日開催された「防災減災対策調査特別委員会」において、質疑に立ちました。 今回の委員会では、「令和8年8月千葉豪雨等の被害復旧状況」に対する緊急質問と、今後の重点テーマである「最善な避難のあり方(避難支援体制・避難所環境の整備等)」についての質疑応答が行われました。

猛烈な集中豪雨による道路冠水やアンダーパス事故、マンションの停電・断水、駅前での帰宅困難者の発生など、市民の皆様の命と暮らしを脅かす深刻な被害が発生しました。これらの現場で浮き彫りになった課題や市民の皆様から寄せられた切実な声をもとに、私から7点の質問・提案を行い、行政の対応を強く求めました。

本記事では、私の質問内容と市からの答弁に加え、佐々木委員をはじめとする同僚委員の重要な質疑ポイントについてご報告いたします。

1. 令和8年8月千葉豪雨の課題と対応(野島の質問より)

① 豪雨時における帰宅困難者への避難誘導と一時滞在施設

JR蘇我駅周辺では駅前広場の冠水等により、約5,000人もの帰宅困難者が滞留し、自衛隊による避難輸送や特別列車が運行される事態となりました。徒歩移動自体が危険を伴う冠水下において、発災直後の安全な避難誘導手順と、水害時でも迅速に開設できる一時滞在施設の周知・改善を求めました。

② ライフラインが途絶したマンション「在宅避難者」への支援

地下電気設備の浸水により、多くの集合住宅で停電・断水・エレベーター停止が発生し、長期間の「在宅避難(自宅留まり)」を余儀なくされました。高齢者や要配慮者が多く取り残されるリスクを踏まえ、市が早期に状況を把握し、保健師の訪問や物資配給を行う「アウトリーチ(訪問型)支援体制」の整備を促しました。

③ 冠水危険箇所(アンダーパス等)での危険回避と情報伝達

末広地下道での事故や約2,500台におよぶ車両冠水事故を受け、ドライバーや移動中の市民に対し、防災メール・SNS・道路情報板が連携した「リアルタイムな危険情報発信」の強化を主張しました。

2. 最適な避難のあり方と公的支援(野島の質問より)

④ ネットを使えない高齢者へ「家庭保存版避難マニュアル」の全戸配布を!

今回の豪雨時、緊急情報(レベル5)が発令されても「どこが危険なのか」が分からず、ネットを使えない高齢者の方が不安から危険な屋外に出てしまう事例がありました。情報発信がWebやSNS中心に偏ると必要な人に届きません。各家庭で手元に置き、一目で地域の危険度や取るべき避難行動が確認できる「全戸配布の紙媒体による家庭保存版避難マニュアル」の整備を強く提案しました。

⑤ 地区名・ピンポイントな危険度の明記と伝達方法の改善

「中央区」といった広域な区分のみの通知では、自分の住む町内や近隣河川が危険なのか判断できません。具体的に町丁名や危険箇所を明記したピンポイントな情報伝達と、戸別受信機などネットに頼らない手段の強化を求めました。

⑥ 物価高の中で「7日分の備蓄」への公的補助・携帯トイレの支給

市のデータでは、推奨される「携帯トイレ7日分」を備蓄できている世帯はわずか22.5%にとどまります。近年の物価高の中で「食料や携帯トイレを家族分揃えるのは経済的に厳しい」という切実な声が数多く届いています。自己責任任せにせず、高齢者世帯や低所得世帯への購入補助・支給制度など、公的支援を組み合わせた備蓄促進策を強く求めました。

⑦ 個別避難計画の「紙での保管」と地域での共有

要配慮者一人ひとりの「個別避難計画」について、停電や通信障害時でも確認できるよう、紙に印刷して自宅に保管してもらうことが不可欠です。作成した計画をご本人・ご家族へ手渡し・保管させるとともに、同意のもとで町内会や民生委員など地域の支援者と平常時から共有・訓練する仕組みの徹底を要望しました。

3. 同僚委員の主な質疑・ポイント

委員会では、他の同僚委員からも現場の実態に即した多角的な質疑が行われました。

【佐々木委員の質疑】避難指示のタイミングと避難所環境(TKB)の改善

佐々木委員は、警戒レベル3(高齢者等避難)の発令タイミングや地域を絞った避難情報の出し方について検証を求めました。また、熊本地震などの教訓を踏まえ、避難所におけるTKB(トイレ・キッチン・ベッド)の質的向上や、入浴・循環型シャワー設備の配備状況について質しました。

  • 当局答弁: 今期中に全指定避難所へダンボールベッド等の簡易ベッド配置を完了させる予定であること、キッチンカー協定や各種衛生設備の導入を進めていることが示されました。

【帰宅困難者・民間連携】

大型商業施設やイベント会場での帰宅困難者発生時における民間事業者との連携体制や、対応にあたる市職員の持続可能な支援体制の確保について質疑が行われました。

【マンション・ごみ対応】

地下設備浸水によるマンションのエレベーター停止問題(把握25棟中10箇所で不通継続)への手厚い支援や、高齢者世帯のごみ搬出支援、タワーマンション等における地域特性に応じた避難状況の把握に関する指摘がなされました。

【避難所の水確保】

避難所となる小中学校における防災井戸の整備状況と、災害時の生活用水確保に関する質疑が行われました。

まとめ:誰ひとり取り残さない防災のまち千葉へ

今回の質疑を通じて、ネットを利用できない高齢者等へ配慮した「全戸配布の紙マニュアル」や、町丁単位のピンポイントな危険情報の伝達が急務であることが浮き彫りになりました。

また、物価高が続く中での備蓄促進には、公的な購入補助や支給といった「温かい支援」が不可欠です。在宅避難者への手厚いサポートや個別避難計画の紙運用など、多様化する避難行動に即した環境整備をハード・ソフト両面で進めなければなりません。

「知らなかった」「準備できなかった」で悲しい思いをする市民を一人も出さないよう、これからも市民の皆様の声を市政に届け、安全・安心の千葉市をつくるために全力を尽くしてまいります!

【明日の予告】決算討論の報告をお届けします!

明日(月曜日)のブログでは、決算特別委員会にてあぐい初美議員が決算討論に立ちますので、その内容と成果について詳しくご報告いたします!ぜひ明日もご覧ください。

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