千葉豪雨および台風25号による被害状況の視察報告と、今後の復旧に向けた本市の課題

千葉豪雨および台風25号による被害状況の視察報告と、今後の復旧に向けた本市の課題

昨日と本日の2日間にわたり、記録的な大雨となった千葉豪雨、およびそれに続く台風25号によって甚大な被害を受けた現場の視察を行いました。今回は特に被害の爪痕が深く残る南生実町と、葛城中学校裏手にお住まいの方々の元へ足を運び、直接お話を伺ってまいりました。現場を目の当たりにし、市民の皆様の命と生活を脅かす自然の脅威に対する備えと、発災後の迅速な行政支援の必要性を改めて痛感しています。

まず、南生実町の被害現場についてご報告します。こちらでは、住宅に隣接する一段高い畑から大量の土砂が崩落する事態が発生しました。

押し寄せた土砂は、ただ土が流れただけでなく、斜面を覆っていたアスファルトごとえぐり取りながらご自宅を直撃するという、非常に凄惨な状況でした。

家屋の左側に設置されていた給湯器は、この土砂とアスファルトの重みで完全に押し潰されており、現在ご家族は入浴ができない状態を強いられています。生活の基本である入浴ができないことは、被災された方の心身に大きな疲労とストレスを与えます。

また、流れ込んだ土砂が壁面にどれほどのダメージを与えているかについては、土砂を完全に撤去してみなければ判明しないという極めて不安な状態が続いています。

幸いなことに、災害発生当時ご家族は外出されていたためお怪我はありませんでしたが、「もし家の中にいたら、一歩間違えば命に関わっていたかもしれない」と語る切実な声に、背筋が凍る思いがしました。現在は畑の持ち主の方と相談しながら復旧工事の完了を待っている状況とのことですが、個人間での調整や工事の手配には多大な労力と時間がかかります。

次に、葛城中学校の裏手にお住まいのお宅を視察いたしました。

こちらでは、激しい雨によって地盤の土砂が深くえぐり取られています。そして非常に気がかりなことに、住宅と学校を隔てるブロック塀が、なぜか「学校側」に向かって大きく曲がり、今にも倒壊しそうな危険な状態になっていました。 通常であれば土砂が削られた側とは逆の力がかかりそうなものですが、なぜ塀が学校側へ曲がってしまったのか、土の流動や地下水路への水圧の影響などによるものなのか、現時点では原因が不明です。

住民の方は「もし次にまた台風や大雨が来たら、完全に崩れてしまうのではないか」と、強い不安を抱えながら過ごされています。

これらの現場を回り、私たちが直ちに直面している行政の課題が浮き彫りになりました。 現在、千葉市の行政体制も市内全域の被害対応に追われており、職員の皆様も不眠不休で対応にあたっているなど、現場が非常に逼迫していることは十分に理解しています。しかし、被災された市民の皆様の「待ったなし」の不安な生活を放置することはできません。特に、安全を脅かす危険箇所については、行政に強く対応をお願いしていくほかないと考えています。

その中で極めて重要なのが、葛城中学校裏手のブロック塀と土砂崩落への対応です。単なる表面的な修繕に留めず、なぜ塀が学校側に曲がったのか、地盤や土砂の流れに関する専門的な原因調査を早急に行っていただくよう市に求めていきます。 また、こうした学校施設の境界や隣接地の抜本的な安全確保を伴う改修工事・調査は、一学校の限られた予算枠(学校予算)だけで到底賄える規模ではありません。これを学校側の予算内で処理しようとすれば、対応が遅れるだけでなく、子どもたちの教育環境整備に充てるべき他の予算を圧迫することにもなりかねません。したがって、千葉市全体としての「災害復旧事業」として位置づけ、市長部局や財政部門を巻き込んだ全市的な特段の財政措置を講じる必要があります。

南生実町のケースのような民有地同士の災害対応に対する行政の適切な助言や支援策の拡充、そして葛城中学校裏手のような原因究明と多額の予算措置が必要な危険箇所の解消。いずれも市民の命と直結する問題です。 引き続き、現場のリアルな声を議会と行政にまっすぐに届け、1日も早い生活の再建と、今後の災害に強い街づくりに向けて全力で取り組んでまいります。

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