【防災情報】下水道管内のリアルタイム水位公開が6カ所に拡大!早期避難・止水板設置に役立つ「自動通知メール」のご活用を〜内水氾濫に強い千葉市へ

【防災情報】下水道管内のリアルタイム水位公開が6カ所に拡大!早期避難・止水板設置に役立つ「自動通知メール」のご活用を〜内水氾濫に強い千葉市へ

先日の「令和8年8月千葉豪雨」では、河川の氾濫だけでなく、下水道や雨水路の処理能力を超えて街中に水が溢れ出す「内水氾濫(雨水出水)」が市内各地で相次ぎ、住宅や店舗、地下設備に甚大な被害をもたらしました。

こうした内水氾濫から市民の皆様の命と財産を守るため、千葉市では雨水管やマンホール内に水位計を設置し、リアルタイムで下水道管内の水量を監視・公開する取り組みを進めています。このたび、2026年9月10日(木)より、新たに市内4カ所で水位情報の公開が開始されますので、詳細と活用方法についてご案内いたします。

市HP 千葉市下水道水位情報

一、 新たに4カ所追加!市内計6カ所で下水道水位の公開スタート

千葉市では、2026年4月1日より先行して「千葉駅(中央区新千葉1丁目)」と「蘇我駅(中央区南町2丁目)」の2カ所で下水道水位情報を公開してきました。

9月10日からは、以下の4カ所が新たに観測対象として追加され、公開ポイントは計6カ所となります。

  1. 若葉区みつわ台4丁目(みつわ台第2公園付近)
  2. 中央区都町3丁目(大田切公園付近)
  3. 稲毛区小仲台3丁目(量子科学技術研究開発機構 QST付近)
  4. 美浜区幸町2丁目(幸町小学校付近)

さらに市は、2027(令和9)年4月には「稲毛区轟町2丁目」を追加するほか、浸水リスクの高い「千葉市雨水対策重点地区(13地区)」へ順次設置を広げていく計画です。

二、 危険をメールで自動通知!便利で頼れる「2段階アラート」

このシステムの最大の特徴は、市ホームページでの水位グラフ閲覧(リアルタイム更新)だけでなく、「水位が上昇した際に自動でスマートフォンや携帯電話にメールが届く通知機能」を備えている点です。

メール配信は以下の2段階で注意を促します。

  • 【第1段階】水位上昇注意: マンホール内の水位が上がり始めている状態(早期の準備段階)
  • 【第2段階】浸水の恐れあり: 水位がさらに上昇し、地表へ雨水が溢れそうな状態(直ちに行動する段階)

豪雨の夜間や在宅時、メール通知を受け取ることで、「自宅の玄関や駐車場へ防水板・土のうを設置する」「車を高い場所へ移動させる」「高齢のご家族とともに上の階や安全な避難所へ移動する」といった速やかな防災・減災行動につなげることができます。

※ご利用にあたっては、千葉市下水道水位情報Webサイト( https://chiba.aquasmartcloud.jp/ )等からの事前登録が必要です。

三、 他都市の先進事例(東京都・神戸市等)と今後の課題

近年、気候変動に伴うゲリラ豪雨の猛威に対し、下水道管内のデジタルセンシング(IoT水位計)を活用した防災インフラは全国的に急速な広がりを見せています。

  • 東京都「東京下水道局(水防情報システム)」:都内の下水道管内や主要ポンプ場に数百台規模の水位計・雨量計を配置し、詳細なリアルタイムデータをマップ表示。市民だけでなく地域防災組織の早期避難判断に活用されています。
  • 神戸市「下水道浸水対策IoTシステム」:マンホール蓋の裏に小型IoT水位センサーを多数設置。内水氾濫の危険度を細かく可視化し、市民へのアラート配信と同時に、市の排水ポンプ車を効率的に現地投入する「動的防災」に役立てています。

千葉市においても、今回設置された6カ所にとどまらず、浸水被害の激しかった住宅街や低地、地下室のあるマンション周辺などへセンサー設置を早期に増設していくことが不可欠です。

四、 ハード・ソフトの双方から内水氾濫に強いまちづくりを

下水道管の水位情報は、目に見えない地下の危険を「見える化」する非常に有効なソフト対策(避難・防災ツール)です。

私はこのシステムの一層の周知と観測地点の拡大を求めるとともに、雨水貯留施設の新設や既存下水道管の太線化といったハード整備の増強に向け、今後も市議会・現場から強く働きかけてまいります。

市民の皆様におかれましては、ぜひ「水位情報お知らせメール」へご登録いただき、ご家庭での大雨対策にご活用ください。

千葉市会議員 野島友介

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