【千葉市議会開会】「令和8年8月千葉豪雨」対応と一般会計補正予算・決算審議のポイント
本日より令和8年第3回千葉市議会定例会が開会いたしました。今回の議会では、8月中旬に本市を襲った「令和8年8月千葉豪雨」への被害状況・対応についての行政報告が行われたほか、補正予算案や令和7年度決算の認定など、110号から140号に及ぶ重要な議案が提案されました。
市役所および市議会として、被災された皆様の生活再建と復旧を最優先に全力を尽くすと同時に、市民生活を支える諸課題にしっかりと向き合ってまいります。ここでは行政報告(災害関連)ならびに主要な議案(第110号〜第122号)のポイントを整理してご報告します。
■ 行政報告:「令和8年8月千葉豪雨」に伴う被害と対応状況
8月13日から14日にかけて、本市では全国初となる「レベル5大雨特別警報」が発表され、緑区で最大135ミリなど記録的な豪雨に見舞われました。この災害により6名の尊い人命が失われました。亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
【主な被害状況(9月6日時点)】
- 住家被害・生活への影響: 床上浸水936棟、罹災証明受付2,983件。指定避難所には最大744人が避難したほか、駅周辺等の帰宅困難者約3,700人への一時滞在施設開設や自衛隊派遣要請を実施しました。
- 都市型災害の顕著化: マンション地下電気・給排水設備の浸水による長期停電・断水、道路冠水等による市内滞留車両約2,500台の処理など、都市部特有の課題が発生しました。
- インフラ・産業被害: 旧千葉外房有料道路等の通行止め(順次解除)、農地や農業施設等の水没・流入被害(被害額20億円超の見込み)など深刻な影響が出ています。
【これまでの対応と今後の支援】
市全域への災害救助法適用、罹災証明書の発行促進、仮置場での災害ごみ受入・回収、災害ボランティアセンター開設(登録1,429人)を進めています。また、国・県への激甚災害指定や財政・技術支援の要請を強力に行っており、引き続き生活再建と地域復旧に全庁を挙げて取り組みます。
■ 議案の概要(第110号〜第122号)
今議会に提案された補正予算および諸議案の主な内容は以下の通りです。
1. 予算関係(第110号〜第116号)
- 第110号(令和8年度一般会計補正予算): 市民会館の基本設計費や、理数系人材確保に向けた市立高校の教育環境整備費などを計上。一方で事業進捗を踏まえた特別養護老人ホーム整備費助成の減額等を行い、補正額は2億1,400万円の減額となりました(補正後の一般会計総額:5,428億5,700万円)。
- 第111号〜第116号(特別会計・企業会計補正予算): 計9億1,000万円を追加(特別会計総額:4,801億7,900万円)。
- 介護保険(111号):剰余金の基金積立および超過交付分の返還。
- 競輪事業(112号):千葉サイクル会館改修費の見直し・減額。
- 脱炭素化(113・114・116号):動物公園・病院・水道事業において脱炭素化に向けた電力調達等の債務負担行為を追加。
- 病院事業(114号):市立病院のあり方検討経費を追加。
- 下水道事業(115号):雨水貯留槽設置工事の発生土処分方法変更等に伴う継続費変更。
2. 条例・契約・公営企業関連(第117号〜第122号)
- 第117号(保健所条例改正): 総合保健医療センターの大規模改修完了に伴い、一時移転していた保健所の位置を従前の位置へ戻します。
- 第118号・第119号(工事請負契約): (仮称)高浜保育所新築工事、および千城台南小学校跡地に整備する(仮称)千城台公民館・若葉図書館複合施設新築工事の契約を締結します。
- 第120号(契約変更): 主要地方道生実本納線(赤井町地区)函渠整備工事の契約金額および工期を変更します。
- 第121号・第122号: 市道路線の認定(121号)、ならびに令和7年度下水道事業会計の未処分利益剰余金の一部を減債積立金・資本金へ組み入れる件(122号)です。
今回の定例会では、災害復旧と被災者支援への迅速な対応を厳しくチェック・提案すると同時に、市政の各事業が適切に進められているか慎重に審議してまいります。皆様からのご意見・ご要望もお寄せください。
