【活動報告】社会保障千葉市推進協議会とともに神谷市長へ「豪雨災害に関する要請書」を提出/避難所の長期化と被災者の健康管理・粉塵対策を問う
被災現場では復旧作業が進む一方で、避難生活の長期化に伴う健康被害や、制度の狭間に置かれた被災者の苦悩など、生活支援に関わる課題はより切実さを増しています。
本日(9月4日)、私は「社会保障千葉市推進協議会」の皆様とともに、神谷俊一千葉市長に対して被災者支援と医療・衛生対策の抜本的強化を求める緊急申し入れを行いました。また、中央区役所におきまして避難所の現況と健康管理体制についての聞き取りを実施いたしました。

一、 社会保障千葉市推進協議会とは〜命と権利を守る市民団体の取り組み
今回、申し入れをともに推進した「社会保障千葉市推進協議会(千葉市社保協)」は、市内の医療・介護事業者、福祉団体、労働組合、市民有志などが結集し、誰もが安心して暮らせる社会保障制度の実現と、市民の「命と健康、権利」を守るために長年活動を続けている市民運動体です。
日頃から医療費助成の拡充や介護保険制度の改善、生活保護の権利擁護など、現場の実情に即した政策提言を市に対して積極的に行っています。今回の豪雨災害においても、被災された患者や高齢者、生活困窮者の切実な声を直接汲み取り、行政に必要な支援を届けるべく立ち上がりました。
二、 市長宛「令和8年8月千葉県豪雨災害に関する申し入れ」の5項目
千葉市社保協の皆様とともに手渡した要請書では、被災者の命と生活を守る観点から、緊急性の高い以下の5項目について神谷市長および担当部局へ強く対応を求めました。
- 医療機関への補償と早期通常診療の支援: 患者や地域住民の「いのちと健康」を守るため、被災した医療機関の状況を速やかに把握し、早期復旧に向けた資金援助や損害補償を図ること。
- 見舞金周知とワンストップ相談窓口の全区拡充: 被災者への見舞金や減免措置をわかりやすく通知すること。また、高齢者や障がい者が申請で戸惑わないよう、市民センターや連絡所でも手続が行える「ワンストップ窓口」を拡充すること。
- 床上・床下浸水家屋の面的消毒支援: 消毒支援の対象に「床下浸水」も含め、被災現場全体を網羅する広域的な消毒支援を実施すること。
- 全6区への「トイレトレーラー・トイレカー」配備: 今後の水害や震災対策として、千葉市全6区のそれぞれに避難生活を支えるトイレトレーラーまたはトイレカーを常設配備すること。
- 乾燥土砂による「粉塵(土埃)被害」と呼吸器疾患の防止対策: 浸水後に溜まった土砂が乾き、土埃となって舞うことで呼吸器機能を損なう市民が出ないよう、早期の土砂撤去と防塵対策を急ぐこと。
三、 中央区役所で避難所の状況を聞き取り〜長期化する避難生活と健康管理
申し入れ行動に続き、私は中央区役所13階の防災担当幹部・管理職の方々を訪ね、避難所の開設・運営状況について聞き取りを行いました。
現在もきぼーる等で避難生活を余儀なくされている方々がいらっしゃいますが、避難の長期化に伴い、特に懸念されるのが「被災者の心身の健康悪化」です。
区役所側からの聞き取りにより、現場では「中央保健福祉センター」から保健師や看護師等の職員を直接派遣し、避難所内での健康管理や健康相談、巡回ケアに当たっていることが確認できました。
しかし、長引く段ボールベッドでの生活やプライバシーの制限、住まいの先行きが見えないストレスにより、高齢者をはじめとする避難者の持病悪化やメンタルヘルスの悪化が強く心配されます。保健師等の常駐・増員による巡回ケアを継続すると同時に、市営住宅や賃貸型応急住宅(みなし仮設)への早期移行支援を急がせなければなりません。
四、 誰もが安心して暮らせる千葉市の再建へ
乾いた土砂による呼吸器被害の防止や医療機関への支援など、豪雨から日数が経過した今だからこそ発生する「第二次災害」を防ぐ取り組みが不可欠です。
千葉市社保協の皆様との共同行動で掲げた諸要求の実現を図り、避難されているお一人おひとりの健康を守り抜くため、現場の声を大切にしながら全力で取り組んでまいります。
千葉市会議員 野島友介