【活動報告】JR蘇我駅東口エレベーター故障の現況と代替移送支援の開始/村田町アンダーパスの路面標示完成と「レベル4」事前通行規制の導入
本日(9月1日)、私は朝の街頭ご挨拶を兼ねて「JR蘇我駅東口自由通路」のエレベーター設置現場を再確認するとともに、痛ましい冠水事故が発生した「国道16号村田町アンダーパス」の現地を視察してまいりました。
市民の皆様の移動権の保障と、二度と命が失われる事故を起こさないための安全対策の到達点についてご報告いたします。

一、 JR蘇我駅東口エレベーターの現状と代替移送手段の実施
1. 復旧は「年内困難」の見通し
8月13日の豪雨による冠水・浸水被害のため、JR蘇我駅東口自由通路のエレベーターは現在も停止状態が続いております。本日現地にて確認し、市担当部局へ改増・復旧の目処を聞き取りましたところ、「修繕部品の調達や精密機械の交換作業に時間を要し、復旧は年内には難しい(年内復旧困難)」との回答が示されました。

エレベーターが停止したことで、車椅子やベビーカーをご利用の方、高齢者や重い荷物をお持ちの方が東口から西口へ渡る際、階段を利用できない場合は大きく迂回しなければならず、約40分もの所要時間がかかるという深刻なバリアフリー上の問題が生じています。
2. 市委託業者による車両(タクシー等)移送支援の開始
こうした移動困難を解消するため、千葉市(中央・美浜土木事務所)は委託業者を配置し、東口から西口間等の無料移動支援を開始いたしました。
- 実施期間・時間帯:月曜日〜金曜日(平日)【朝】7:00 〜 12:00 / 【夕方〜夜】16:00 〜 20:00
- 利用方法:上記時間帯、エレベーター付近に誘導員が配置されています。ご利用を希望される方は、現場の誘導員へ直接お声がけください。車を利用して西口側等への無料移送を行います。
復旧までの長期化が見込まれる中、ご利用される方々への周知徹底を図るとともに、運用時間帯の拡充など市民の足を守る取り組みを引き続き市へ求めてまいります。
【追記:代替えタクシーをご利用された市民の方からの声】
記事公開後、足を骨折し杖で歩行されている市民の方から、実際の利用体験談をいただきました。
東口の警備員の方へ申し出ると、無線で東口待機中の福祉タクシーを呼んでくださり、専用乗り場から西口まで7〜10分ほど(ロータリー混雑時)で移動できたとのことです。ドライバーの方からも「車椅子でなくても遠慮せず何度でも利用してください」と温かいお声がけがあったそうです。
なお、車両は1台で東口・西口共通運用のため「先客がいると待ち時間が発生するので、時間に余裕を持って向かうのがおすすめ」とのことでした。階段の利用が難しい方は、ぜひ遠慮なくご活用ください。

二、 国道16号村田町アンダーパスの安全対策〜路面標示と事前通行規制の導入
今回の豪雨災害において、冠水によりドライバーの方が閉じ込められ死亡するという大変痛ましい事故が発生した「村田町アンダーパス」(国道16号)について、国土交通省千葉国道事務所による緊急安全対策が進められています。
1. 即効的な路面・壁面標示の完成
本日現地を確認いたしましたところ、アンダーパス手前の車道路面上に大きく赤地で「冠水注意」と描かれた路面標示が相次いで施工されていました。千葉国道事務所によると、アプローチ部分の路面標示(34箇所以上)および壁面標示工事が完了し、視認性をもってドライバーへ強い注意を促す体制が整いました。


2. 全国初「レベル4大雨危険警報」発表時の事前通行規制を導入
さらに重要かつ大きな前進として、国土交通省関東地方整備局は、排水設備や非常用電源だけに依存しない「多重防御」およびフェールセーフの観点から、全国で初めて「予防的な事前通行規制」の導入を発表いたしました。
これまではパトロール等で実際に冠水を確認してから規制を開始していましたが、今後は以下の条件に該当した段階で、バリケードや警備員の配置により事前に強制通行止め(遮断)を行います。
【事前通行規制の運用条件】
- 「レベル4大雨危険警報」が発表された場合
- 時間雨量が50mmに達した場合(予測を含む)
- 道路管理者または警察が冠水の危険性があると判断した場合
今後は遠隔操作・自動作動が可能な遮断機の設置検討も進められます。命を守る予防的措置として大きな一歩ですが、市内全域のアンダーパスにおける点検と安全対策の徹底を引き続き市および国へ強く働きかけてまいります。
三、 市民の命と交通権を守り抜くために
インフラの安全確保とバリアフリー対策は、市民の命と暮らしに直結する行政の最優先課題です。
エレベーター停止に伴う不便の解消、アンダーパスをはじめとする治水・交通インフラの強化に向け、現場の声を一つひとつ形にできるよう、今後も最先頭で取り組んでまいります。
千葉市会議員 野島友介