九条の会・千葉地方議員ネット 総会&講演会
本日、千葉県教育会館にて「九条の会・千葉地方議員ネット」の総会および講演会が開催され、会場には50名近くの方々にご参加いただきました。
1. 地方議員ネット 総会報告
講演会に先立ち開催された総会では、県内の地方議員が連携し、憲法改悪に反対する取り組みの強化を確認しました。進行は以下の世話人・議員にて執り行われました。
- 開会あいさつ: 池沢みちよ 船橋市議
- 司会: 神子(かみこ)そよ子 船橋市議
- 前年度事業報告: 中村きみえ 千葉市議
- 新年度事業計画: 入沢俊行 習志野市議
- 会計報告: 野島友介(私)





超党派の地方議員が力を合わせ、平和と憲法を守る活動を地域から広げていく重要性を共有しました。
2. 講演「パレスチナ問題と日本国憲法」要旨
講師:高橋真樹 氏(作家・ノンフィクションライター/放送大学講師)

ガザ地区への侵攻・攻撃激化から約3年が経とうとする中、犠牲者は7万3,000人を超え、負傷者は17万人以上にのぼる悲惨な状況が続いています(映画『ヒンド・ラジャブの声』等でも現状が描かれています)。形式的な「停戦」の陰で、劣悪な衛生環境や病原菌の蔓延による過酷な人道危機が深まっています。

この問題の本質は「宗教紛争」や「憎しみの連鎖」ではなく、「暴力の支配 VS 法の支配(国際ルールの順守)」です。ガザは長年「天井のない監獄」と称され、西岸地区でも違法な入植地拡大や分離壁、家屋破壊といった土地の収奪が日常化しています。極右閣僚の発言や死刑法案の動きなど、占領による構造的暴力が続いています。

国際社会が二重基準を許し、国際法を無視する「暴力の支配」を容認していることが事態を悪化させています。トランプ米大統領による国際刑事裁判所(ICC)赤根所長らへの制裁措置に象徴されるように、国際法秩序そのものが揺らぎを見せています。
これは遠い国の問題ではなく、エネルギーや経済を通じた影響にとどまらず、日本国憲法が掲げる「法の支配」「国際協調主義」「平和主義」という根幹の理念が試されている課題です。私たちが声をあげ続けること、そして「もしも君の町がガザだったら」という想像力を持ち、自らの問題として捉え直すことが求められています。
3. 最新情勢と国際社会・米・イスラエル・日本の課題
- ガザ情勢: 攻撃の継続にともない、インフラ壊滅による感染症や飢餓といった大規模な人道危機が深刻化しています。
- アメリカとイスラエル: トランプ政権下の米国は軍事援助等を通じてイスラエル支持を維持・強めていますが、国際社会からの批判は強まっています。
- 日本への波及: 国内で改憲議論や防衛力強化、武器輸出の推進が進む中、戦争の現実や「失敗」から学ぶことなく戦える国づくりへ傾斜することへの懸念が広がっています。
4. 会場の取り組み「憲法ガチャ」について

会場入口には、(株)きかんしが企画・制作する「憲法ガチャ」(1回300円)を初めて設置しました。 憲法第9条や第14条、第25条、第28条など全24種の条文がデザインされた缶バッジが入っており、「引く楽しさ」を通じて憲法を身近に触れられる取り組みとして、多くの参加者に関心を持っていただきました。 この憲法ガチャは、今後も議員ネットのイベントにも登場します!ぜひ次回のイベントでも楽しみにお待ちください。
