【活動報告】浸水被害の「みやこ図書館」視察と臨時窓口開始〜きぼーる避難所のWOTA水循環シャワー運用と神戸市・相模原市からの広域支援

【活動報告】浸水被害の「みやこ図書館」視察と臨時窓口開始〜きぼーる避難所のWOTA水循環シャワー運用と神戸市・相模原市からの広域支援

豪雨災害から2週間が経過しましたが、復旧への道のりは今なお続いています。本日(8月28日)、私は浸水被害を受けた「千葉市みやこ図書館」および、きぼーる3階の子ども交流館に新設された避難所を現地視察し、現場の状況確認と管理職・職員の方々との意見交換を行いました。

一、 水被害で蔵書1万冊超廃棄「みやこ図書館」の現状と臨時窓口開設

まず訪れたのは、中央区の「千葉市みやこ図書館」です。

同館では8月13日夜の豪雨により、建物1階が膝下に達する高さまで激しく浸水。さらに油圧式エレベーターから漏れ出した油が水に混ざって館内一面に広がりました。全蔵書約11万冊のうち、本棚の最下段にあった児童書や小説など1万冊を超える貴重な書籍が水と油に浸かり、破棄を余儀なくされるという大変痛ましい被害に見舞われました。

職員の方々が事前に止水板を準備するなど対策を講じておられたものの、閉館後の時間帯に急激な浸水が起きたため防ぎきれず、館内には下水のような臭気が漂い、水分を吸って膨張した本によって棚やパソコン設備が破損する惨状となりました。市民の貴重な財産が失われたことに、胸が締め付けられる思いです。

【8月28日(金)より予約資料受け取り等の「臨時窓口」が開設】

こうした厳しい状況の中ですが、館内の清掃および消毒等の応急対応が完了したことから、本日8月28日(金)より「予約資料の受取り」および「資料返却」に特化した臨時窓口が開設されました。

閲覧などの館内利用は引き続き休止となりますが、再開に向け一歩前進いたしました。藤井学館長をはじめ職員の皆様が、安全確保と利用頻度の高い児童書等の優先補充に向け全力を尽くされています。完全復旧まで市としても必要な予算と体制をしっかり支えてまいります。

二、 きぼーる(子ども交流館)避難所の視察と広域支援の実態

続いて、8月25日(火)より「Qiball(きぼーる)3階 子ども交流館」に開設された避難所を視察いたしました

今回の豪雨では、避難の長期化に加え、中央区内の高層マンションで大規模な停電が発生するなど、在宅での生活が困難となる避難ニーズが高まっていました。これに対応するため、空調や簡易ベッド、パーティションなど生活環境が整い、約70人規模を受け入れ可能なきぼーる内に新たな避難所が設置されたものです

現場を訪問すると、他の公民館等から移動されてきた被災者の方々が静かに避難生活を送られていました。

1. 神戸市・相模原市からの派遣職員(計8名)による手厚い避難所運営

管理職の方からお話を伺うと、避難所の現場運営には、広域応援として神戸市および相模原市から駆けつけた計8名の自治体職員の皆様が携わっておられるとのことでした。阪神・淡路大震災や相模原市での災害対応の知見を持つ応援職員が24時間体制で現場を支えてくださっており、避難者のケアや運営が大変円滑に行われていました。他自治体からの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

2. 最先端の災害支援「WOTA(ウォータ)」水循環型シャワーの導入

きぼーるの避難所で特に大きな役割を果たしているのが、新たに配備された自律分散型水循環システム「WOTA(ウォータ)シャワー」です。

WOTAとは、独自の水質センサーとAIフィルター技術により、一度使用した排水の98%以上をその場で高度ろ過・消毒して清浄な水へと再生し、循環利用できる革新的なポータブル水循環インフラ設備です。排水設備や大量の給排水配管がない場所でも、わずかな補給水だけで連続してシャワーを利用することができます。

現場には男女別に各1台(計2台)のシャワー個室ブースが設置されています。

  • 利用形態: 事前予約制(30分交代)
  • 利用時間: 現在は 14:00〜20:00 で運用

このシャワー設備は、避難所に身を寄せる方々だけでなく、「停電や断水により自宅でお風呂に入れない近隣マンションの住民の皆様」にも開放され、大きな救いとなっています。お会いした住民の方からも「本当にありがたい」と安心された表情でお話しいただきました。

三、 生活支援とインフラ復旧の双方を加速させる

避難所の環境が整ってきた一方で、子ども交流館の休館に伴う子どもたちの居場所確保や、被災マンションの早期電気復旧、そして図書資産の再構築など、取り組むべき課題は多岐にわたります

神戸市や相模原市をはじめとする全国からの手厚いご支援に深く感謝しつつ、被災されたお一人おひとりが一日も早く元の穏やかな日常を取り戻せるよう、現場の声を大切にしながら市政の面から全力で支援を続けてまいります。

千葉市会議員 野島友介

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