【現場調査報告】8月17日・19日 千葉市中央区被災地域(矢作町・旭町・亀井町・亀岡町・松が丘町)の被害実態と緊急の課題

【現場調査報告】8月17日・19日 千葉市中央区被災地域(矢作町・旭町・亀井町・亀岡町・松が丘町)の被害実態と緊急の課題

8月17日および19日の2日間にわたり、千葉市中央区内の被害が深刻な各地域を歩き、被災された住民の方々や店舗の皆様から直接お話をお伺いいたしました。

2日間の現地調査で確認した各地の悲痛な実態と、浮き彫りになった緊急課題を日付ごとにご報告いたします。

一、 8月17日調査:商業施設の営業停止と住宅街の床上浸水・ゴミ問題

8月17日は、矢作町、旭町、亀井町、亀岡町周辺を中心に現地調査を実施いたしました。

1. 矢作モール周辺における商業施設・店舗の被害

地域住民の生活を支える商業施設「矢作モール」では、店舗内部への浸水被害が発生。

傾いた精米所

店舗の方にお聞きすると、「営業再開は早くても2〜3週間後になる」とのお答えでした。また、隣接するスーパー等も営業再開の見通しが立たない不透明な状態です。 調査中、休業を知らずにお買い物に来られた地域の方からは、「日常の買い出しができる場所がなくなり、本当に不便で困る」との困惑の声が寄せられました。

さらに、近隣を流れる都川の沿岸部では、増水により護岸や土砂が崩落している箇所も確認されました。

2. 旭町・亀井町・亀岡町の床上浸水と災害ゴミの氾濫

住宅地である旭町、亀井町、亀岡町では、多数のご家庭で床上浸水が発生しました。

家々からは濡れた大量の家具やゴミが屋外へ出されていますが、自治体の回収作業が追いつかず、ごみ集積所には山積みのゴミ袋が溢れかえっています。

また、歩道上にまで溢れた災害ゴミや、遠方からの持込・集積も見られ、生活道路の通行や衛生面での悪影響が懸念される深刻な状況です。

二、 8月19日調査:松が丘町(日本池周辺)の深い爪痕と被災者の切実な声

8月19日は、中央区松が丘町・日本池周辺の被災地域をお聞き取りして回りました。

1. 駐車場・お庭に溢れる家財道具と水没車両

松が丘町周辺でも多くのご家庭で床上浸水が発生。お庭や駐車場には、水につかり使用不能となった家財道具や電化製品が所狭しと並べられていました。

駐車場に止めてあったお車も水没し、エンジンが動かなくなった状態で取り残されています。「レッカーの手配はしたが、到着まで1週間以上先になると言われた」と、移動手段を失った不便さを訴える声が聴かれました。

2. 手続きの壁と「修理・片付け」の不安 現場では手続き面での戸惑いや不安の声が多く聞かれました。 「窓口で3時間も並んで罹災証明書の申請をしたのに、発行がいつになるか分からないと言われた」「家の修理や片付けを進めたいが、罹災証明書が出るまで手をつけてはいけないのか」といった切実なご相談です。

また、築わずか4年という新築のお宅の方からは、「まさか家の中にまで水が押し寄せてくるとは思わなかった。車も水没し、ただ恐怖だった。ここに40年住んでいるがこんな被害は初めてだ」とのお話をお伺いしました。

3. お風呂が使えない生活とインフラ復旧の課題 浸水によって風呂釜や給湯器が故障し、自宅でお風呂に入れないご家庭も生じています。「夜は冷たい水のシャワーを浴びている。夏場だからまだ耐えられるが……」とおっしゃる被災者の方に無料入浴支援施設をご案内しましたが、「車が水没して移動手段がなく、支援施設まで遠くて行けない」という現実的な壁に直面しています。

三、 現場から見えた、行政への緊急要請事項

2日間の現地調査を通じて、被災者の生活再建には一刻の猶予もないことを痛感いたしました。市議団として、以下の対応を行政へ強く要請してまいります。

  1. 罹災証明書発行の最速化と「発行前修理」等の丁寧な案内: 調査人員を増員して証明書交付を急ぐとともに、「証明書発行前でも写真記録を残せば片付け・修理を進めてよい」旨の周知を徹底すること。
  2. 地域巡回型の移動支援・生活衛生支援: 車を失った被災者のため、無料入浴施設や避難所への移動手段(シャワーバス配置や送迎バス)を検討すること。
  3. 災害ゴミ回収体制の大幅強化: 集積所や歩道に山積みとなったゴミを迅速に撤去するため、民間委託車両の増発と回収ルートの集中的投入を行うこと。

被災された皆様の立場に立ち、一日も早く安全で平穏な暮らしを取り戻せるよう、現場の声を直接行政へ届け、全力を尽くしてまいります。

千葉市会議員 野島友介

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