【熊本地震1週間】過酷な被災地から考える避難所環境〜トイレカー派遣と体育館エアコン早期設置を〜
最大震度7を観測した熊本地震の発生から8月4日で1週間が経過しました。被災地・熊本では最高気温40度を超える観測史上初の酷暑日となるなど危険な暑さが続いており、停電や断水のもとで8,000人以上の方々が過酷な避難生活を強いられています。
報道や現地の声からは、今まさに命を脅かしている避難所の厳しい実態が浮き彫りになっています。
■ 届かぬ支援と避難所の過酷な現状
避難所では段ボールベッドの配備が徐々に進むものの、依然として床に薄いマットや毛布を敷いただけの状態で寝泊まりする住民が多く、「固くて熟睡できない」「疲れが取れない」との切実な声が寄せられています。食事もパンと水が中心で副菜や野菜が不足し、シャワーがない避難所では1週間近く入浴できず濡れタオルで体を拭いてしのぐ状況です。
さらに深刻なのが「トイレ問題」です。「朝夕のトイレが長蛇の列になる」「衛生面の不満や尿取りパッドの不足」など、避難所での排泄環境の悪化は深刻なストレスや健康被害を引き起こしています。また、高齢者や独居の方へ「罹災証明」の申請情報が十分に届いていないという「情報格差」の問題も現場で生じています。
■ わずか8分間の視察——問われる高市政権の姿勢と対策の遅れ
こうした中、高市早苗首相が8月3日に初めて被災地を訪問しました。しかし、陸上自衛隊ヘリでの上空視察に42分を費やした一方、被災者と向き合う避難所視察はわずか8分間にとどまりました。過酷な酷暑と不安に耐える現場の痛みに本当の意味で寄り添えているのか、大きな疑問が残ります。
政府は「2035年度までに学校体育館等の空調設置率100%」を掲げていますが、熊本県内の小中学校体育館のエアコン設置率はわずか約2割(20.9%)です。40度を超える猛暑が今まさに被災者を襲っている中で、10年先を見据えたような目標設定では遅すぎます。
2016年の熊本地震では災害関連死が直接死の4倍に上りました。酷暑の中での熱中症や二次被害を防ぐため、今すぐ実効性のある支援を投入しなければなりません。
■ 千葉市議団としても求める「命を守る防災対策」の強化
こうした熊本の現状は、決して他人事ではありません。私自身、のじま友介blog等でも繰り返し発信してきましたが、災害時の避難所環境を根本から改善することが命を守る鍵になります。
特に、避難所での深刻なトイレ不全や衛生悪化を防ぐため、迅速に衛生的な排泄環境を確保できる「トイレカー」や「トイレトレーラー」の導入・派遣体制の強化は緊急の課題です。 また、千葉市においても災害時に避難所となる小学校体育館へのエアコン早期整備・前倒し設置を日本共産党千葉市議団として強く求めています。全国どこで災害が起きても、酷暑から市民の命を守れる避難所環境を整備することが自治体・国双方の責務です。
【救援緊急募金にご協力をお願いします】
日本共産党では、熊本地震で被災された皆様を支援するため「救援緊急募金」に取り組んでいます。お寄せいただいた募金は全額、被災自治体や被災者支援のために届けられます。
過酷な状況で避難生活を送られている方々の命と暮らしを守るため、全国の皆様の温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
