青葉病院に3年で20億円規模の設備投資が必要!介護職員の危機的不足、勉強会2日目
昨日から始まった「令和8年度 日本共産党千葉市議会議員団会派勉強会」は、本日7月17日、2日目の日程を終えました。本日は都市局、経済農政局、総務局、財政局、水道局、病院局、市民局などを対象に、市議団全員が出席して議論を交わしました。昨日に引き続き、市民の皆様の命、健康、そして暮らしを最優先にする千葉市政へと転換させるため、現場の実態を突きつける論戦を展開しました。

私が特に重く受け止めたのは、市立病院(病院局)が抱える深刻な現状です。 現在、青葉病院・海浜病院における介護福祉士の正規職員はわずか9名、会計年度任用職員を合わせても計17名という極めて脆弱な体制です。令和8年度の新規採用実績にいたっては「ゼロ」であり、募集をかけても病院には応募が来ないという実態が浮き彫りになりました。急性期・回復期を担う市立病院において、ケア労働の専門性を持つ介護福祉士の存在は不可欠です。市独自の強力なインセンティブがないため、人材獲得競争から完全に脱落しているのではないでしょうか。
さらに深刻なのが、開院から23年を迎えた青葉病院の「老朽化」です。 市民や患者の皆様からは「天井から水漏れがしている」「カビの臭いがする」といった悲痛な声が寄せられています。これに対し当局は、「外壁や屋上防水、空調、エレベーターなどの更新が必要であり、直近3年間で約20億円規模の設備投資が必要になる」との試算が明らかになりました。財政難を理由に先送りせず、働く職員の労働環境改善と患者の療養環境(病室のエアコン・トイレのバリアフリー化など)の向上に向けて、速やかに計画的な改修を進めるよう強く求めました。なお、医療事故防止に向けた手術映像の録画については、海浜病院では原則全身麻酔の全件で、青葉病院でも手術室全体の録画が開始されたことが確認されました。
次に、市民の健康を脅かす大気・水質汚染について「環境局」を厳しく追及しました。 中央区臨海部で長年市民を苦しめている「降下ばいじん(黒い粉じん)」問題について、製鉄所(JFEスチール等)への月1回の立ち入り調査や防風パネル設置などの指導を行っているとのことですが、住民の実感は「全く改善していない」というものです。
また、六方調整池周辺で国の指針値を大幅に超えるPFAS(有機フッ素化合物)が検出されている問題では、いまだ発生源の特定に至っていません。周辺の個人用・農業用井戸の全戸調査と、住民が自主的に行う水質検査費用への全額公費助成制度を市独自に創設すべきです。
地域や子育ての課題についても、市民目線から譲らない議論を展開しました。 子どもたちの遊び場づくりについて、障がいの有無に関わらず誰もが遊べる「インクルーシブ公園」の中央区内への設置を求めました。千葉公園での体験会には1,632人もの利用がありニーズは明らかですが、市は駐車場や多目的トイレの条件を理由に「新設は見送り」と回答。これに対し、まずは既存の主要公園の遊具更新にあわせて、インクルーシブ遊具を「1公園に1つ」からでも段階的に導入していくよう提案していきます。
また、子育て世代の拠点である「きぼーる子育て支援館」の駐車場料金については、「公平性」や「市負担」を理由に無料措置の実現ができません。乳幼児を抱えた移動において車は必需品であり、一定時間の割引制度すら導入しないのは納得がいきません。
防災対策(総合政策局)では、民間キッチンカーとの災害時炊き出し協定や、車中泊避難場所の協定について、災害時に実際に機能するのか(避難所への到達ルートの確保や、エコノミークラス症候群を防ぐ保健師の巡回マニュアル等の有無)という、より実効性のある安全基準の策定を迫りました。
2日間にわたる勉強会を通じ、千葉市が取り組むべき山積みの課題が鮮明になりました。今回明らかになった20億円にのぼる病院改修の課題や、山積する市民の切実な声を胸に、私たちはこれからの本会議や予算委員会で、市民の命と暮らし、健康を守るために徹底的に論戦を挑んでまいります。今後とも、日本共産党千葉市議会議員団への温かいご支援をよろしくお願いいたします。