野本信正 議員の一般質問。金属スクラップヤードの規制強化、学童の登下校安全、若葉区の巨大物流倉庫建設、新最終処分場について
2026年6月19日、5番手に日本共産党千葉市議会議員団の野本信正議員が一般質問に登壇しました。野本議員は、若葉区を中心とした地域の住環境、子どもの命を守る安全対策、そして長年求めてきた環境インフラの整備について、行政の姿勢を厳しく正しました。

1. 金属スクラップヤード:実効性のある騒音・悪臭・火災対策への条例見直しを
国の法改正によるスクラップヤード規制強化の背景には、5年前に全国に先駆けて厳しい許可制・罰則付き条例をつくった千葉市の住民運動と市議会の取り組みがあると指摘。条例による崩落防止などの成果を認めつつも、今なお続く深刻な被害の改善を求めました。 特に、鉄粉の焦げた悪臭や、重機による破砕など瞬間的に80デシベルに達する騒音・振動、民家至近の「みなし業者」による住民の健康被害を告発し、環境基本条例の理念に立ち返るよう主張。さらに、同一事業所で5回も発生している火災に対し「年3回以上の火災で操業停止」とする規制や、早朝から夜20時30分に及ぶ稼働時間の短縮規制を導入するよう市に迫りました。
2. 小学校を下校する児童生徒の安全:千城台北若葉小学校の緊急対策
千城台北若葉小学校では、全児童の76%にあたる約288人が市営住宅側の通用門を利用して登下校していますが、この道路は抜け道となっており、横断歩道や警戒標識がない危険な状態です。さらに、道路上にあるガードポールらしきものが有効幅員を約70cm狭めている実態を指摘。野本議員は、下校時に児童が一斉に飛び出す危険性を強調し、通行車両への注意看板の設置や、路面への「学童横断注意」等の標示、歩車道分離された正面入り口の活用などを提案し、関係各課が連携して一刻も早く安全対策を実施するよう強く求めました。
3. 物流倉庫の建設に伴う周辺住民の環境保全:住民合意なき8月着工の許可は中止せよ
若葉区若松町のおなり街道沿いで計画されている、市役所敷地の2.05倍(敷地面積約8.1ヘクタール、高さ17メートル)に及ぶ超大型物流倉庫の建設について追及。わずか60分で打ち切られた不誠実な住民説明会の実態を批判しました。 おなり街道周辺はすでに複数の物流倉庫が林立し、朝夕の渋滞が激化しています。ここに1日400台以上の関係車両が加われば道路機能がマヒし、通勤バスの遅延や、若松小・中学校の通学路の安全が著しく脅かされると指摘。事業者側が工事スケジュールや安全対策、学校への事前説明を「これから検討する」と白紙状態にしているにもかかわらず、市宅地課が2026年8月中旬の造成工事着手を許可することは断じて認められないとし、許可を中止して再検討させるよう求めました。
4. 新最終処分場:12年越しの「被覆型(屋根付き)」実現と公平な議会対応
若葉区富田町に計画されている新たな最終処分場について、共産党市議団が2014年から北海道十勝地域の先進地視察を踏まえて提案し続けてきた「被覆型(屋根付き)」が、12年越しにようやく実現へ向かうことを評価しました。屋根付きにすることで雨水が当たらず、浸出水を下水道へ直接放流できるため、オープン型に比べ汚水処理施設の建設・維持コストを大幅に削減できるメリットを質しました。 一方で、同年第1回定例会において、共産党の質問には「地元と協議中」と拒んだ答弁を、わずか2日後の他会派の質疑で一転して開示した市の不誠実な二枚舌対応を厳しく追及。議会への情報公開は全50人の議員へ公平に行うべきだと神谷市長の姿勢をただしました。