保健消防常任委員会が開催:プレコンセプション健診の全額助成への拡大と、多様な生き方に寄り添う運用の徹底を求める

保健消防常任委員会が開催:プレコンセプション健診の全額助成への拡大と、多様な生き方に寄り添う運用の徹底を求める

こんにちは、千葉市議会議員の野島友介です。 令和8年第2回定例会における「保健消防常任委員会」が開催され、委員として質疑しました。今回の委員会では、若い世代の健康管理やライフプランを支える「プレコンセプション健診費用助成事業の拡充」および「不妊・不育症対策」について、市民の皆様の目線から行政の姿勢を質しました。以下に、その質問と当局からの答弁、そして最後に私から強く要望した内容について詳しくご報告いたします。

① 県との連携による制度拡充と、市民への具体的メリット

本市ではこれまで、妊娠前の健康管理を目的としたプレコンセプション健診費用について、保険適用外の検査のみを対象に「費用の2分の1(上限3万円)」を助成してきました。今回の見直しにより、千葉県が新たに開始する「妊活健診支援事業」と連携する形で制度が新しくなります。 私からは、この変更によって「市民にとって目に見える具体的なメリットは何なのか」を分かりやすく示してほしいと質しました。

【答弁】 市からの答弁では、今後は「保険適用の有無にかかわらず、費用の10分の10(全額助成、上限3万円)」へと助成内容が大幅に拡大されることが明らかになりました。また、これまでは市内の協力医療機関に限定されていた対象が、「市外・県外を問わず利用可能」となるため、受検者にとって医療機関の選択肢が大きく広がるという具体的なメリットが示されました。

② 認知度向上の課題と若い世代への周知啓発

これまでの先行実施(令和7年度)において、本事業の利用実績は64件にとどまっていました。一方で、利用者アンケートでは「夫婦で子どもを持つことを話し合うようになった」が約6割、「生活習慣を見見直した」が約4割にのぼるなど、若い世代の意識改革に確かな効果を上げている素晴らしい事業です。しかし、依然として「制度の認知度が低いこと」が大きな課題です。 私からは、さらに多くの新婚世帯や若い世代へ広く届けるための周知啓発の強化について、市の認識を問いました。

【答弁】 市長部局とも連携し、婚姻届の提出時や新婚世帯向けの補助金申請のタイミングなど、ターゲット層にダイレクトに届く広報活動を徹底していく方針が示されました。

③ 多様な生き方への配慮(無言のプレッシャーの排除)

非常に意義のある事業ですが、行政が「妊娠前の健診」を一律に強く勧めすぎると、子どもを持つことを希望していない方や、様々な経済的・環境的理由で持てない人々に対して、「子どもを産むのが当たり前」という無言のプレッシャーや同調圧力を与えてしまうリスクがあります。 私からは、個人の選択の自由や自己決定権をしっかり尊重し、誰も傷つけない丁寧な配慮をどのように徹底していくのか、市の基本的なスタンスを伺いました。

【答弁】 市としても「多様な生き方や価値観を前提として、個人の選択の自由や自己決定権を最大限尊重することは重要である」との認識を示しました。その上で、リーフレットの文言や周知の仕方に至るまで、個人の尊厳を傷つけることのないよう細心の注意と配慮を払っていくと言明しました。

④ 男性への受診促進と相談・フォロー体制の充実

将来のライフプランは女性側だけのものではなく、パートナーである男性も当事者として向き合うべきテーマです。女性のための制度と見られがちな現状を打破し、男性の受診を促す仕組みや、検査結果が出た後に安心して悩みを打ち明けられる専門的なフォロー体制(助産師へのスムーズな連携など)の有無について質しました。

【答弁】 健診結果に応じて、医療機関からの紹介だけでなく、市の「不妊専門相談」や各区健康課の助産師による「女性のための健康相談事業」を案内し、体調面・精神面をサポートする体制があることが示されました。また、男性の受診促進についても今後の広報等の工夫に努める方向性が共有されました。

【野島友介の意見・要望(まとめ)】

最後に私から、意見として以下の要望を伝えました。 「今回の拡充で『全額助成』になり、『市外・県外の医療機関』でも利用可能となることは、市民にとって大きな前進であり高く評価します。 一方で、若い世代への周知や男性の受診促進は依然として大きな課題です。また、行政の推進が『同調圧力』やプレッシャーにならないよう多様な生き方や選択の自由を最大限尊重し、誰も傷つけない丁寧な配慮を徹底することを強く求めます。結果が出た後のプライバシーを守ったフォロー体制や、不妊・不育症対策のさらなる見直しもセットで進めていただくよう要望いたします。」

今後も、一人ひとりの生き方が尊重され、安心して暮らせる千葉市を目指して全力で取り組んでまいります!

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