「全編Q&A」で解き明かす平和の道――志位議長講演視聴会を蘇我で開催
本日4月11日、蘇我コミュニティセンターにおいて、日本共産党・志位和夫議長の講演視聴会を開催いたしました。会場には、将来への不安や疑問を抱く多くの若者たちが集い、全編が対話形式という極めて熱量の高い会となりました。
「今、この瞬間」の情勢を語る
冒頭、私からご挨拶をさせていただきました。 本日、日本時間のまさに今、パキスタンのイスラマバードではアメリカとイランによる停戦協定に向けた直接協議が行われようとしています。世界が固唾をのんで見守るこの局面は、決して他人事ではありません。物価高騰や安全保障の危機として、私たちの日常に直結しています。高市政権が「力による抑止」を煽る今こそ、平和を求める声を可視化させる重要性を訴えました。

全編Q&Aが導き出した「軍拡のまやかし」
今回の講演は、全国から寄せられた25の質問に志位議長が一つずつ答えていく「全編Q&A」というスタイルでした。特に、若者からの切実な問いに対し、志位議長が提示した「科学的エビデンス」は参加者に大きな衝撃を与えました。
高市政権は軍事費の倍増を「平和のため」と主張しますが、マイケル・D・ウォレス氏の研究によれば、「軍拡競争を先行させた紛争の82%が戦争にエスカレートした」のに対し、軍拡を行わなかった場合はわずか4%しか戦争に至りませんでした。この82%対4%という圧倒的な数字こそが、今の政権が選ぼうとしている道の危うさを物語っています。

「あたらしい憲法のはなし」が描いた未来
講演の白眉は、志位議長が紹介した一冊の小冊子でした。それは1947年に当時の文部省が中学生向けに発行した「あたらしい憲法のはなし」です。
志位議長はこの中の一節を力強く読み上げました。
「日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」
この冊子は、戦争を放棄した日本を「世界の先駆者」として描き、軍艦や飛行機を溶かして電車や消防車を作るという、平和憲法の理想を子供たちに真っ直ぐ伝えていました。 高市政権は今、この「正しいこと」を「お花畑の空想」と切り捨て、再び軍備に執着しています。しかし、先のウォレス氏のデータが示す通り、実はこの憲法の理念こそが、最も現実的で生存率の高い安全保障戦略であることが、時を経て改めて証明されています。

質問から生まれた「希望のバトン」
若者からは「防衛費を削って生活が良くなるのか?」「対話だけで本当に攻撃を止められるのか?」といった鋭い質問も出されました。 志位議長は一つひとつの問いに対し、ASEAN(東南アジア諸国連合)が進めている「紛争を戦争にさせない外交枠組み」の具体例を挙げながら、北東アジアにもその平和の輪を広げるビジョンを明快に語りました。
平和は、強者の論理に依存することではなく、私たちが事実を知り、憲法の原点に立ち返ることから始まります。本日、蘇我の会場で皆さんと共有したこの「平和への確信」を、さらに大きなうねりへと広げていく決意です。