【報告】不破哲三さんの葬儀に参列して――その遺志を継ぎ、未来へ
3月25日、新宿文化センターにて執り行われた、日本共産党前中央委員会議長・不破哲三(本名・上田建二郎)さんの葬儀に、母と共に参列いたしました。会場には各界の代表や諸外国の大使館関係者など900人余が集い、純白の花々に囲まれた不破さんの穏やかな遺影を前に、改めてその足跡の大きさを深く刻む一日となりました。

葬儀では、志位和夫議長が弔辞に立ち、不破さんが提唱した「人民のたたかいこそが歴史をつくる」という科学的社会主義の世界観と、最後まで貫かれた不屈の探究心について語られました。国政の場での鋭い論戦、そして晩年まで情熱を注がれた『資本論』の研究など、不破さんが築き上げた理論的・実践的貢献は、私たち次代を担う者にとっての揺るぎない指針です。
何より私の心に深く響いたのは、遺族を代表して挨拶に立たれた長女・上田千加子さんのお言葉でした。 千加子さんが語る不破さんは、政治家としての峻厳な姿だけでなく、自然を愛し、家族を慈しむ一人の「父」としての温かみに満ちていました。56歳で神奈川県青根に山荘を構え、心筋梗塞という病を乗り越えて南アルプスの名峰を縦走されたエピソード。一切のメモを取らずに登山の細部を克明に記したという驚異的な記憶力。そして、5年前に先立たれた最愛の伴侶である七加子さんの写真に、毎晩熱心に語りかけていたというお話には、目頭が熱くなりました。
不破さんは亡くなる数日前、病床で「僕はもう体力はないけれど、頭を使って人類が幸福になるための仕事をする、そのために働きたい」と話されていたそうです。95歳という天寿を全うする直前まで、社会の進歩と人々の幸せを願い続けたその精神に、深い敬意と感動を覚えずにはいられませんでした。
「人は死ぬと無になる」――生前そう語っていた不破さんですが、その遺志は決して無になることはありません。私自身、千葉市議会議員として、目の前の一人ひとりの暮らしを守り、不破さんが生涯をかけて追求した「国民が主人公」の社会を実現するために、決意を新たにいたしました。献花の一輪に添えた誓いを胸に、これからも全力で走り抜いてまいります。
