若葉区の新清掃工場が竣工。未来のための「脱炭素」に、一抹の不安?
一昨日、若葉区に新しく建設された清掃工場の竣工式が行われました。日本共産党千葉市議会議員団、7人全員で出席し、最新の設備を視察してまいりました。

新しい施設が動き出すのは喜ばしいことですが、私たちにはどうしても気になる数字があります。それは、この工場から排出されるCO2の量です。

「最新鋭」なのに、排出量は1.5倍?
この新工場はゴミの処理過程で「コークス」を使用するため、年間のCO2排出量は最大で8万5,568トンと見込まれています。これまで稼働してきた新港清掃工場の5万5,884トンと比較すると、実に1.53倍に増えてしまう計算です。

千葉市は、国から「脱炭素先行地域」に選ばれ、環境行政のトップランナーを目指しています。それだけに、最新鋭の工場が稼働することでかえって排出量が増えてしまうというのは、なんとも不思議な、あるいは少し「皮肉な状況」に見えてしまいます。環境に配慮したはずの新しい一歩が、数字の上では少し足踏みをしているようにも感じられます。

「検討」から「実行」への転換を
私たち共産党市議団は、これまで議場において「コークス使用量を減らすための具体的な改善」をメーカーに求めるよう、何度も提案してきました。
今回の竣工にあたっての市の答弁は、「事業者からはコークス使用量の最小限化や、将来的なバイオマスコークスの活用検討が提案されている。引き続き手法を検討していく」というものでした。
もちろん、将来に向けた検討は大切です。しかし、すでに工場が完成した今、「これから検討します」というお返事だけでは、市民の皆さんも少し首を傾げてしまうのではないでしょうか。せっかくの「脱炭素先行地域」なのですから、そこは「先行」して具体的な削減策を示していただきたい、というのが私たちの素直な願いです。


真の環境都市を目指して
竣工式の華やかなテープカットの影で、私たちはこの工場の課題もしっかりと胸に刻みました。
「脱炭素」という言葉が、単なるスローガンで終わってはいけません。新しい工場が、本当の意味で環境に優しい施設として市民に愛されるよう、私たちは引き続き、コークス使用の削減や実効性のあるCO2対策を粘り強く求めてまいります。
