「市民の負担軽減を阻む行政の論理」に異議。保健消防常任委員会での質疑報告

「市民の負担軽減を阻む行政の論理」に異議。保健消防常任委員会での質疑報告

2026年3月6日、保険消防常任委員会が開催され、補正予算案および条例改正案についての質疑を行いました。私は一市民としての生活実感を胸に、当局の姿勢を厳しく問いました。

1. 介護保険料の「値下げ」を阻むためのシステム改修

今回の議案で見過ごせないのが、介護保険システムの改修です。 国の税制改正(給与所得控除の引き上げ)に伴い、本来であれば所得層が下がり、保険料が安くなるはずの方が一定数存在します 。しかし市は、法改正を理由に約3,000万円もの公費を投じてシステムを改修し、保険料を「据え置く(下がらないようにする)」判断をしました 。

当局は「財源不足を防ぐため」と説明しますが 、物価高騰や光熱費負担に苦しむ市民にとって、本来届くはずだった負担軽減策をあえて封じ込めるという判断は、あまりにも市民の生活実感とかけ離れています 。また、介護給付準備基金の積み立てについても、本市の残高が政令市で最少であることを理由に優先されていますが 、今こそ市民の保険料負担を直接引き下げるために活用すべきではないでしょうか 。

2. 「悲しみのさなか」にある遺族に追い打ちをかける霊園条例改正

千葉市霊園設置管理条例の一部改正についても、強い懸念を表明しました。 現在は使用者が亡くなった時点で管理料の請求が止まりますが、改正後は、新しい承継者が決まった際に、死亡時まで最大5年間分を「遡って」一括請求する仕組みが導入されようとしています

当局は「公平性」や「他市の事例」を挙げますが 、大切な家族を亡くし、複雑な相続手続きや費用負担に追われている遺族に対し、後から「数年分支払え」と迫るのが公営霊園のあるべき姿でしょうか 。市民の苦境に寄り添うのではなく、徴収を強化しようとする姿勢には到底賛成できません

3. 生活保護世帯への追加給付と申請の壁

生活保護基準の不当な引き下げに対する追加給付についても質疑しました。 給付額の算定根拠である「2.4%」が、違法とされた削減分を完全に補填するものと言えるのか詳しく確認しました 。また、保護廃止世帯には戸籍謄本等の提出が求められますが、手数料や手間が申請の壁(負担)にならないよう、市による公簿確認や手数料免除などの柔軟な対応を強く求めました 。

4. 動物愛護基金と市民の想い

明るい話題としては、動物愛護基金への寄附金が1,800万円に達したことです 。ふるさと納税などを通じ、多くの市民の「命を大切にしたい」という想いが寄せられています 。私自身、保護犬のアルスと暮らす一人として、この寄附金が譲渡促進や飼育環境の向上に、寄附者の想いを反映する形で活用されるよう、引き続き注視してまいります 。

保護犬アルス

現場を知る議員として、行政の数字の裏にある「市民の暮らし」を守るため、これからも論戦に挑みます。

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