母と共に、不破哲三さんへ最後のお別れ。知の巨星を悼む
本日、母と一緒に千駄ヶ谷の日本共産党本部を訪れ、昨年12月30日に急逝された不破哲三前中央委員会議長の弔問・記帳に伺いました。
エントランスホールに設けられた会場には、花々に囲まれた不破さんの遺影が掲げられ、その穏やかながらも鋭い知性を感じさせる眼差しに、改めてお別れの寂しさがこみ上げてきました。会場には不破さんの膨大な著作も展示されており、手に取ってその足跡を辿る方々の姿が印象的でした。


日本の知性を支えた「知の巨人」
不破さんは1947年の入党以来、約80年もの長きにわたり、科学的社会主義の探究と実践の先頭に立ってこられました。物理学を修めた理学士としての論理的思考を武器に、スターリンらによって歪曲された理論をマルクス・エンゲルスの本来の姿へと刷新し、2004年の党綱領全面改定や『新版 資本論』の刊行など、後世に残る偉大な仕事を成し遂げられました。
立憲民主党の安住淳幹事長が「知、湧きいづる泉のような日本の知識人の柱だった」と評された通り、不破さんの言葉には常に深い根拠があり、政治家としての圧倒的な重みがありました。
今も生き続ける不破さんの先見性
特に今、私たちが噛みしめるべきは不破さんの「先見性」です。奇しくも最近、静岡県の中部電力浜岡原発におけるデータ捏造の疑いが発覚し、大きな問題となっています。
不破さんは40年以上も前から国会で、南海トラフ地震の震源域の真上にある浜岡原発の危険性を厳しく追及されていました。「大地震への備えにベストを尽くすことこそが最大の安全保障である」という不破さんの言葉は、今の日本において、かつてない切実さを持って響きます。科学をないがしろにし、安全を軽視する姿勢を許さないその姿勢は、今を生きる私たちに託された重要な課題です。
志を継いで
記帳を終え、遺影に手を合わせながら、不破さんが築いてこられた自主独立の路線と、どんな困難な時も理性と正義を貫く精神を、しっかりと引き継いでいかなければならないと決意を新たにしました。
母も、不破さんの長年の奮闘を思い起こしながら、静かに手を合わせていました。世代を超えて多くの人々に勇気と指針を与えてくださった不破さんに、心からの感謝を捧げたいと思います。

【弔問・記帳のご案内】 日本共産党本部(東京都渋谷区千駄ヶ谷)での弔問・記帳は、1月21日(水)午後5時まで受け付けられています。どなたでも訪れることができますので、お時間のある方はぜひ足を運んでみてください。