令和7年第4回定例会 一般質問報告:平和啓発、美浜区の課題、新湾岸道路について

令和7年第4回定例会 一般質問報告:平和啓発、美浜区の課題、新湾岸道路について

12月11日、佐々木議員は一般質問に登壇し、多岐にわたる課題について市へ質問を行いました。特に「戦後80年」という節目を前に、平和啓発事業の充実と次世代への継承、市民生活に関わる美浜区の諸問題、そして市の将来に大きな影響を与える新湾岸道路計画について質しました。

1. 平和啓発事業の充実と次世代への継承

千葉空襲の体験者が高齢化する中、市が実施したWEBアンケートで「空襲を知らなかった」市民が2016年度の30.7%から2022年度には44.5%に増加したことに対し、危機意識の有無と具体的な取り組みを質問しました 。 課題への取り組みとして開設された「千葉市デジタル平和資料館」について、今年度中の開設を目指すとしていた調べ学習コーナーのコンセプトと検討状況を伺いました 。 また、他政令市の事例を参考に、若い世代の戦争と平和への理解を深めるため、学校関係者や関係団体との連携強化を求めました 。特に、広島市の取り組みを例に挙げ、中学生を中心とした平和記念式典への派遣事業の活用や、戦争の悲惨さを語り継ぐ「若い世代の語り部」育成の検討を提案しました 。さらに、学校教育の中で児童の自主性を尊重しつつ、千葉空襲に関する動画を作成し、広く市民に視聴してもらう機会を設けることを提案しました 。 市長が「引き続き平和啓発事業に注力する」と答弁したことを受け、他市を参考に予算を確保し、事業の充実を図るよう求めました 。

2. 戦没者追悼式の継続と次世代への継承

参列者が減少傾向にある戦没者追悼式について、継続に向けた課題と次世代への継承についての見解を質問 。遺族による作文朗読を会場内でも聞けるよう工夫を求めるとともに、青少年代表の選考基準や平和教育との関係を再確認しました 。 相模原市が学生ボランティアを募集し、式典運営への参加を通じて継承を図っている事例を紹介し、千葉市においても学生ボランティアを募るなど、次世代継承の取り組みを検討するよう求めました 。

3. 美浜区の諸問題

  • いなげの浜「磯の松原」:市民の献木により造成された松原で「松枯れ病」が拡大していることについて、影響と拡大を防ぐ取り組み、また市民の協力を含めた松原の再生を求めました 。
  • 稲毛海浜公園リニューアル:リニューアル事業の収支改善や利用者還元、将来の「温浴施設」「グランピング」などの大規模投資計画の見通しについて質問し、見通しが立たない場合は事業の中止も含めた再検討を求めました 。
  • 市道新港1号線歩道:海側の歩道の縁石や電柱が歩行者・自転車の通行を妨げている課題の把握と、電柱の民間敷地内への移設を求めました 。

4. 新湾岸道路計画について

新湾岸道路計画に関する第2回コミュニケーション活動の結果として公表された市民・団体からの主な要望や意見、およびそれに対する市の評価を質問 。 教育委員会を通じて小・中学生向けチラシがアンケート締め切り後に配信された件について、配信が遅れた理由や家庭での会話の把握状況を問いました 。また、「キッズチラシ」の内容が渋滞課題の一部のみに触れ、建設ありきではないかとの見解を質問しました 。 道路整備効果の数値的根拠が示されない理由を問い、既存の改良策(蘇我地区改良やスマートインターチェンジ)を講じても渋滞解消効果は「ない」のか、答弁を求めました 。 アンケートに「反対」意見を書く項目がないなど、意見聴取の取り組みが「アリバイ」づくりになっていないか見解を質しました 。 国や関係団体が計画を推進する姿勢を強める中、市民の不安が増しているとして、総事業費が未定な新湾岸道路は中止すべきと改めて主張し、質問を終えました 。

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