📄 市政報告:令和7年度 保健福祉・病院事業に関する常任委員会質疑より

📄 市政報告:令和7年度 保健福祉・病院事業に関する常任委員会質疑より

令和7年度の常任委員会において、市民生活に直結する保健福祉分野および病院事業について、重要議案を中心に質疑を行いました。当局からの答弁を踏まえ、今後の課題と私の所感を以下の通りご報告いたします。

1. 保健福祉局に関する質疑の報告

📌 特定医療費(指定難病)助成事業の財源について

難病助成事業は、受給者数が年々増加しており、このままでは市の一般財源負担が増加し続けることが見込まれます。

【質疑と評価】 一般財源の負担増に対し市がどのような取り組みを行っているか質しました。答弁では、市独自の対策ではなく、大都市衛生主管局長会を通じた国への要望活動に集約されていることが明らかになりました。

【所感と今後の取り組み】 指定難病対策は国策であり、財源責任は国にあります。市が「税財源の移譲や事務費の国庫負担」を求めて粘り強く要望を継続する姿勢は評価できます。引き続き、国に対して責任ある財政措置を講ずるよう強く求めるとともに、市民の皆様の財政負担軽減に向けた市の努力が不可欠であると考え、当局の取り組みを注視してまいります。

📌 指定管理者施設の運営(いきいきプラザ等)について

高齢者の健康増進と介護予防の拠点である「いきいきプラザ・センター」の運営に関して、サービスの質と専門職の活用について質しました。

【質疑と評価】 理学療法士を活用した介護予防プログラムについて、具体的な効果測定データ介護保険事業へのコスト抑制効果の評価が不足している点が課題です。また、健康ゲーム指導士の活動についても、仲間づくり効果は評価できるものの、身体的・認知的機能向上への貢献度を定量的に測る方策の確立を求めました。

【所感と今後の取り組み】 利用者の利便性向上に向けた「老人福祉センター利用者受付簿」の名称変更など、迅速な改善は評価します。しかし、専門職の知見を最大限に活かすため、市として効果測定の定量的な指標を確立し、介護予防プログラムの有効性を明確に検証すべきです。サービスの質維持のため、指定管理者への職員体制増強と研修の義務付けに関する指導強化を強く求めてまいります。

2. 病院局に関する質疑の報告

📌 (仮称)幕張海浜病院整備事業のスケジュールと再発防止策

度重なる工期延伸により、市民の皆様にご心配をおかけしている病院整備事業について、遅延要因の分析と今後の確実な開院に向けたリスク管理体制を質しました。

【質疑と評価】 汚染土壌処分における初期調査の限界既存図面との不一致が遅延の主因であったことが確認されました。当局は、再発防止策として「リスクを織り込んだ積算」や「敷地状況に応じた追加調査」を今後の類似事業に活かす方針を示しており、過去の教訓を真摯に受け止める姿勢は評価できます。

【所感と今後の取り組み】 建物の引渡し後の準備期間が1ヶ月短縮されましたが、当局は「当初のバッファ(余裕期間)」により、令和8年秋の開院に影響はないとしています。大型医療機器搬入や電子カルテ移行など、開院のクリティカルパスを厳格に管理し、残る外構工事と病院準備作業を分離するなど、万全の体制を整えるとのことです。

市民の皆様は、地域医療の要となる新病院の開院を心待ちにしています。当局には、これ以上の遅延は絶対に許されないという強い覚悟を持ち、契約上の遅延損害金規定も活用しながら、質の高い医療サービスを予定通りに提供するため、最後まで徹底した進捗管理と安全な準備体制を遂行するよう、強く求めてまいります。

引き続き、市民の皆様の声を市政に届け、より良い千葉市の実現に向けて尽力してまいります。

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